フィジカルとは?シンプルに4つで考えればOK!
今回は「フィジカル」について説明します。
あの選手はフィジカルが強い
日本人はフィジカルが弱い
このような言葉を聞いたことはないでしょうか?
これって何のことを言っているの??
「フィジカル」はどんな意味で使われている?
- 球際のコンタクトの強さ
- 体格(筋肉)
この2つの意味で使われていることが多いですね。
なので、
「あの選手はフィジカルが強い」は「あの選手は筋肉が発達していて球際が強い」
「日本人はフィジカルが弱い」は「日本人は体格に劣っていて球際が弱い」
ということです。
あとは瞬発力という意味で使われるケースもあるようです。
サッカーに必要なフィジカルは?
フィジカルとは身体のことなので、球際の強さと体格だけを指す言葉ではありません。
サッカーに必要な身体という意味であれば、ボールを扱う技術やスタミナも入ります。
専門用語は並べ始めるとキリがないくらい色々あります。
ここが挫折につながりやすい部分ですね。
このブログではシンプルに4つで表現します。
- 動きやすさ(巧みさ)
- スピード(速さ)
- 筋力(強さ)
- 持久力(タフさ)
これだけで大丈夫です。
難しく考えすぎない方が良いと思います。
※これ以上のものを求めるなら、頑張ってハイレベルを提供する環境に入りましょう。それまではこのブログの内容だけで十分です。
もうちょっとだけ詳しく説明
動きやすさ(巧みさ)とは?
一言で言うと、「自分のからだを思いどおりに動かすこと」です。
姿勢や呼吸、感覚、バランス、関節の動き、筋肉がきちんと働いているか、などなど。
サッカーの試合で言えばキックやトラップの高い精度など、走るのも動きです。
まあ動いている以上は全部ですね。
実はここが一番このブログで伝えていきたい部分です。
ここで損している人が多いからです。
動きやすさが伸びるだけでも、他の3つも伸びますよ。
柔軟性やバランスもこの項目に含まれると考えて下さい。
スピード(速さ)とは?
サッカーに必要なスピードは2つあります。
- 状況判断のスピード
- 実際の動きのスピード
状況判断のスピード
周りの状況がどうなってるか?→自分はどうしたらいいのか?
目で情報を集めて脳でどうするか決める。
このはやさですね。
実際の動きのスピード
まっすぐ走る速さも大事ですが、それだけではありません。
一気に加速するスピードや一気に止まるスピード、力強く切り返す方向転換のスピードやターンするスピードなども重要です。
※これらをまとめて「アジリティ」とも言います
筋力(強さ)とは?
筋肉が出す力の大きさですね。
一般的に、筋肉が太いほど出せる力は大きくなります。
筋力が大きいほど有利なことは多いです。
筋トレをした方が良いのかしない方が良いのか。
結論から言うと、筋トレはした方が良いです。
ただし、有名な「イチローは筋トレしない」というような話もあるので、そのへんについてはまた別の記事で詳しく書きたいと思います。
持久力(タフさ)とは?
サッカーに必要な持久力は「間欠的持久力」と呼ばれるものです。
瞬発力を休みを挟みながら何度も何度も発揮する能力ですね。
但し、同じペースで走るマラソンのような持久力が全く必要ないかと言えばそうではありません。
このような「基礎的な持久力」の高さが「間欠的持久力」を引き上げる事につながります。
ここは絶対に外してはいけないポイントです。
4つをどのように伸ばせばいいのか?
色々書いてきましたが、一つ言えることがあります。
それは4つすべてについてきちんと考える必要があるということです。
例えば、筋トレバリバリやります!という選手がいたとして。
それは4つの項目を考えた上でのことでしょうか?
「そこに筋トレ器具があったから」でしょうか?
ここが大きな分かれ目になると思います。
次回の記事では4項目についてどのように考えたら良いかを書いていきます。